SHICHI-GO-SAN
晴れの日を、
家族の記憶に。
三歳、五歳、七歳。子どもの成長を祝う節目の日は、
一生に一度きりの特別な時間です。
しおたでは、お子さまの晴れ着選びから着付け、
ご家族の記念撮影まで、心を込めてお手伝いいたします。
小さな背中に映る、大きな成長の証を、
美しい一枚の着物とともに残していきましょう。 七五三の日
― 母になって、はじめてわかったこと ― 朝、いつもより少し早く目が覚めた。
まだ隣で眠る、小さな寝顔。
まつげが長くて、口が少しだけ開いていて。
「大きくなったなぁ」
そう思った瞬間、なぜか胸が熱くなった。
はじめて抱いた日のことを思い出す。
壊れてしまいそうで、怖くて、でも愛おしくて。
夜中に何度も起きて、泣き止まなくて、
自分も一緒に泣いた日もあった。
“ちゃんと母親できているのかな”
何度もそう思った。
着物に袖を通す姿を見たとき、時間が一気に流れた気がした。
あんなに小さかった手が、帯をきゅっと握っている。
鏡の前で、少し照れた顔。
「ママ、かわいい?」
そう聞かれて、言葉がすぐに出なかった。
かわいいなんて、そんな簡単な言葉じゃ足りない。
誇らしくて、愛おしくて、
ただ、ありがとうでいっぱいだった。 神社へ向かう道。
小さな手を握る。 昔は、私が支えて歩いていたのに、
今日は少しだけ引っ張られる。
ああ、ちゃんと育ってる。
私も、ちゃんと母になれてきたのかな。
写真撮影のとき。家族で並ぶ。祖父母が嬉しそうに笑っている。
その姿を見て、ふと気づいた。
私は、この子を育ててきたけれど、
私もまた、たくさんの愛の中で育ててもらってきたんだ。 七五三は、
子どもの成長を祝う日。 でも同時に、“母になってきた自分”をそっと抱きしめる日。
完璧じゃなくていい。
迷いながらでも、泣きながらでも、ここまで一緒に歩いてきた。
それだけで、十分なんだと知る日。
いつかこの子が大人になって、今日の写真を見返したとき、
「ちゃんと愛されていたな」
そう思ってくれたら、それでいい。
七五三は、未来へ渡す“安心”の記憶。
しおたは、その一日を、丁寧に整えます。