STORY
〜時代が移り変わっても
変わることのない母の想い〜

おばぁちゃまと呼ぶには美しすぎる山口さまは
20年を超えてお着物のお仕事に携わるほどの着物通。
お選びになるお品物やその着姿に塩田のスタッフもため息がでるほど。

おばぁちゃまと呼ぶには美しすぎる山口さまは20年を超えてお着物のお仕事に携わるほどの着物通。お選びになるお品物やその着姿に塩田のスタッフもため息がでるほど。

二人のお嬢様への祝い着や、お嫁入りのお支度もその審美眼でお選びになり節目を祝い、成長を見守ってこられました。
そしてまたそのお嬢様達も母となり、可愛いお孫さん達へと繋がる山口さんの想い。

「淑やかで優しくて思いやりがある女性。そんな女人でありたいと常々想っています。私の中では着物をまとう事でその想いはより強く感じられるようになりました。
この想いを娘や孫にも感じてもらえたら嬉しいですし、そして何よりもこの先彼女達に巡り来る特別な日には、是非着物を着て過ごして欲しいと願っています」と。

小さかった「まの」ちゃんも
7歳の「帯解の儀」を迎えます。
綺麗に結った髪と少し重たく感じる帯に
3歳の時とは違う緊張した面持ちです。

次女「なの」ちゃんのピンクのお着物は生まれた時のお祝い着。
肩揚げなどを済ませ絞りの被布コートと併せます。

塩田での撮影の時には慣れない硬さが見られましたが、
山口さんのご自宅へ移動してからは
元気いっぱい表情も豊かに撮影は進みます。

小さな「なの」ちゃんはさすがに長丁場の撮影は無理なご様子。
お昼寝の時間帯には髪飾りをつけたままスヤスヤとお休みに。
それもまた子供らしくて微笑ましいです。

山口さんお召しのアイスブルーの訪問着は松濤文様、
お嬢さん「まなさん」は松竹梅をモダンに配置した桜色の訪問着、
お孫さん「まのちゃん」は富貴花他四季折々の吉祥花の友禅を纏います。

三世代の皆さんが人生の節目に着物を着るということは
着物に親しむということだけではなく、
子の成長を祈り、願う「心の継承」という大切な意味があります。

またその地に根付く伝統や風習が
祝い着としての着物の文様・仕立て・装飾・着付け方に反映され、
そしてそれは、大切に残していきたい「文化」や「しきたり」の
継承にも繋がるようにも思います。

ご自宅前に広がる青々とした稲田を前に微笑む山口さん。
その優しい眼差しは自然からの恵みの豊穣を祈るように、
後に続く子供達の幸せをまた祈っているようです。

<節目の着物>

一つの家族に一つの物語。
同じものは一つもありません。
そんな大切な思い出や
尊い想いを共有しながら祝い着をご用意できることはとても幸せなことです。

もらった愛情は
きっとまた受け継がれていきます。
そうした優しさの循環が
たくさん広がりますようにと願いながら。

着物乃塩田では東京からカメラマンを迎え、七五三や成人式などのお着付けを含め、お祝い時の撮影(お客様と事前相談の上撮影場所を選定)のお手伝いをさせて頂いております。
どうぞ、お気軽にお問合せください。

一日一組限定
外撮影(出張費・着付け・冊子・データを含む) 
費用148,000円〜

STORY